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いろいろとね。苛々する事が重なっているのですよ。
僕はたぶん吐き気がするくらいアンドレ・ブルトン大先生タイプ(普段の口先はご立派だけど、いざという時に反動的な発言が飛び出す)だろうなと思うんですけどそれでも僕はトリスタン・ツァラになりたいんです。
いっそブルジョワ根性の人ルネ・マグリットでもいいです。シュルレアリスト団体内の隠れダダっ子ハンス・ベルメールでもいいです。怖いお姉さんはちょっとイヤなので、レオノール・フィニは勘弁です。マックス・エルンストはエリュアールが助けちゃったから、ぎりぎりアウト。彷徨の人ポール・エリュアールは、気持ち悪いくらい女性賛美するしナショナリストなんで勘弁。
こうして考えると、僕はつくづくシュルレアリスト嫌いだな。ははは……。
ダダイストもシュルレアリストも、みーんなブルジョワ層出身です。みーんな、阿呆臭い古くさいカビ臭い体制の中に居たんです。それをぶちこわしたくて、できなかった人たちです。ダダイストたちはブルジョワの柔らかな迎合に屈せざるを得ませんでした。シュルレアリストらは19世紀の亡霊に憑かれてしまっていました。ダダのように途中で分解しなかったけれど、攻撃性は薄まっていってしまいました。それでも、1st・2nd両世界大戦を生き抜いた人たちです。二度も、いや、二種類もの形で「世界が壊れるところ」を、見せつけられた人たちです。だからこそ、体制を壊したかったんだと思います。
僕はそんなもんの中に産まれませんでした。傷跡も癒えてから産まれました。僕は「世界が壊れるところ」が見られませんでした。「世界が壊れたあと」も目にしていません。
しかし、三度目の、三種類目の「世界が壊れるところ」を、この先見られるかもしれません。
でもそのまえに、この体制が崩れるところを目にしたくてたまりません。いらいらいらいら。
けれども僕は、ブルトン先生と同じ決断をします。
「両手に拳銃を持って街へ出かける」という単純なシュルレアリスム・パフォーマンスではなく、「実際の生活」を生きるのです。
僕は、僕の大嫌いなブルトン大先生以上に腰抜けです。リアルに死に直結するので職に就く道を棄てる訳にいきませんし、ブルトン先生と違って同道してくれる友人は僕にはおりません。何故なら僕は僕の道に他人を引きずり込みたくない、のではなく、誰も僕の部屋に入ってこないでくれ、としか言いたくないから。
うーむ。どうもこりゃ、僕が望むのはツァラの生き方でもないな。かといって、ネルヴァルやる訳にいかないし……。
……そうか、あいつらだな。
「どうせ人間として生きて行かなきゃならないのなら、ユイスマンスかマルキ・ド・サドになりたい。」
こんなところだろう。
って、時代を思いっきり遡っちゃったよ、おい。
僕はたぶん吐き気がするくらいアンドレ・ブルトン大先生タイプ(普段の口先はご立派だけど、いざという時に反動的な発言が飛び出す)だろうなと思うんですけどそれでも僕はトリスタン・ツァラになりたいんです。
いっそブルジョワ根性の人ルネ・マグリットでもいいです。シュルレアリスト団体内の隠れダダっ子ハンス・ベルメールでもいいです。怖いお姉さんはちょっとイヤなので、レオノール・フィニは勘弁です。マックス・エルンストはエリュアールが助けちゃったから、ぎりぎりアウト。彷徨の人ポール・エリュアールは、気持ち悪いくらい女性賛美するしナショナリストなんで勘弁。
こうして考えると、僕はつくづくシュルレアリスト嫌いだな。ははは……。
ダダイストもシュルレアリストも、みーんなブルジョワ層出身です。みーんな、阿呆臭い古くさいカビ臭い体制の中に居たんです。それをぶちこわしたくて、できなかった人たちです。ダダイストたちはブルジョワの柔らかな迎合に屈せざるを得ませんでした。シュルレアリストらは19世紀の亡霊に憑かれてしまっていました。ダダのように途中で分解しなかったけれど、攻撃性は薄まっていってしまいました。それでも、1st・2nd両世界大戦を生き抜いた人たちです。二度も、いや、二種類もの形で「世界が壊れるところ」を、見せつけられた人たちです。だからこそ、体制を壊したかったんだと思います。
僕はそんなもんの中に産まれませんでした。傷跡も癒えてから産まれました。僕は「世界が壊れるところ」が見られませんでした。「世界が壊れたあと」も目にしていません。
しかし、三度目の、三種類目の「世界が壊れるところ」を、この先見られるかもしれません。
でもそのまえに、この体制が崩れるところを目にしたくてたまりません。いらいらいらいら。
けれども僕は、ブルトン先生と同じ決断をします。
「両手に拳銃を持って街へ出かける」という単純なシュルレアリスム・パフォーマンスではなく、「実際の生活」を生きるのです。
僕は、僕の大嫌いなブルトン大先生以上に腰抜けです。リアルに死に直結するので職に就く道を棄てる訳にいきませんし、ブルトン先生と違って同道してくれる友人は僕にはおりません。何故なら僕は僕の道に他人を引きずり込みたくない、のではなく、誰も僕の部屋に入ってこないでくれ、としか言いたくないから。
うーむ。どうもこりゃ、僕が望むのはツァラの生き方でもないな。かといって、ネルヴァルやる訳にいかないし……。
……そうか、あいつらだな。
「どうせ人間として生きて行かなきゃならないのなら、ユイスマンスかマルキ・ド・サドになりたい。」
こんなところだろう。
って、時代を思いっきり遡っちゃったよ、おい。
2008.07.01 ▲
六月の読書記録
【美術】
鶴岡善久『夢の通路』沖積社 1986
日本のシュルレアリストについてのエッセイ集。詩人中心。
【学問ぽい方面】
ジル・ドゥルーズ『マゾッホとサド』蓮實重彦訳 晶文社 1973
ドゥルーズ御大、さすが鋭い……。
「サドとマゾッホ」ではなく、「マゾッホとサド」である事に注目。
上野千鶴子・小倉千加子『ザ・フェミニズム』筑摩書房 2005
上野千鶴子と小倉千加子の対談。簡単に読めるが、理解は難しいと思われる。
アオリに「決着をつけましょう……」とか書いてあるけど、つかないし、つける気もないと思う彼ら。
だって「フェミニズムは一人一派」、とか言ってんだから、決着も何もないでしょ。
N.O.ブラウン『エロスとタナトス』秋山さと子訳 竹内書店1970
心理学方面の学術的なフロイト批判。
ちゃんと理解できませんでした。
マリー・ボナパルト『クロノス エロス タナトス』佐々木孝次訳 せりか書房 1992
フロイト直弟子の論文っぽい何か。
名前通り、あのナポレオンの末裔。
内容は、まぁ……痛々しい。
森本浩一『デイヴィドソン 〜「言語」なんて存在するのだろうか〜』NHK出版 2004
がっちがちの言語学。
文体は平易に書いてくれてるのに理解が難しいのは僕が無能だから。
ミシェル・フーコー『知への意志』渡辺守章 新潮社 1986
フランス流抽象思想全開。
やっぱり理解できないのは僕が無能だから。
【小説】
倉阪鬼一郎『ブランク―空白に棲むもの』理論社 2007
あっと言う間、2時間程度で読み切って、驚いた。
しかも、「犯人」はなんとなく判ったし。
400ページもあるのは水増しか。
神林長平『魂の駆動体』早川書房 2000
ちょーオプティミスムなSF。
ジジイが元気・強い・格好いい。
パイワケットが欲しい!! 猫もバルケッタも両方!!
基本、二・三冊「以上」は平行して読むので、月ごとに区切るのはいつも難しいです。
そしてしょっちゅう内容が混ざります。頭の中で。
Back Issue→May→april
【美術】
鶴岡善久『夢の通路』沖積社 1986
日本のシュルレアリストについてのエッセイ集。詩人中心。
【学問ぽい方面】
ジル・ドゥルーズ『マゾッホとサド』蓮實重彦訳 晶文社 1973
ドゥルーズ御大、さすが鋭い……。
「サドとマゾッホ」ではなく、「マゾッホとサド」である事に注目。
上野千鶴子・小倉千加子『ザ・フェミニズム』筑摩書房 2005
上野千鶴子と小倉千加子の対談。簡単に読めるが、理解は難しいと思われる。
アオリに「決着をつけましょう……」とか書いてあるけど、つかないし、つける気もないと思う彼ら。
だって「フェミニズムは一人一派」、とか言ってんだから、決着も何もないでしょ。
N.O.ブラウン『エロスとタナトス』秋山さと子訳 竹内書店1970
心理学方面の学術的なフロイト批判。
ちゃんと理解できませんでした。
マリー・ボナパルト『クロノス エロス タナトス』佐々木孝次訳 せりか書房 1992
フロイト直弟子の論文っぽい何か。
名前通り、あのナポレオンの末裔。
内容は、まぁ……痛々しい。
森本浩一『デイヴィドソン 〜「言語」なんて存在するのだろうか〜』NHK出版 2004
がっちがちの言語学。
文体は平易に書いてくれてるのに理解が難しいのは僕が無能だから。
ミシェル・フーコー『知への意志』渡辺守章 新潮社 1986
フランス流抽象思想全開。
やっぱり理解できないのは僕が無能だから。
【小説】
倉阪鬼一郎『ブランク―空白に棲むもの』理論社 2007
あっと言う間、2時間程度で読み切って、驚いた。
しかも、「犯人」はなんとなく判ったし。
400ページもあるのは水増しか。
神林長平『魂の駆動体』早川書房 2000
ちょーオプティミスムなSF。
ジジイが元気・強い・格好いい。
パイワケットが欲しい!! 猫もバルケッタも両方!!
基本、二・三冊「以上」は平行して読むので、月ごとに区切るのはいつも難しいです。
そしてしょっちゅう内容が混ざります。頭の中で。
Back Issue→May→april
2008.07.01 ▲
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人間と感情的な部分で深く関わりたくなくて、ある人に悲しい思いをさせてまして。
僕としては、こういう風に生きてる時の方がすごく楽です。意俊也。65DaysOfStatic先程のコメントは私信についてのものです。桜居65DaysOfStaticもし見当違いなことを言っていたらごめん。
君は書くべきだ。書かずにはいられないのなら書くべきだ。その衝動に正直になるべきだ。誰のためでもなく自分のために。そのと桜居